2008-01-01から1年間の記事一覧
あけましておめでとうございます。昨年来、このブログを訪れてくださったすべての方に深く感謝申し上げるとともに、皆さまの今年度のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 当初は病気にかんする備忘録のような気持ちで書き始めたブログですが、最近はそれ以外…
隣合せの独房にいるふたりの囚人が壁を叩いて合図をする。壁はふたりを隔てると同時に、意志疎通を可能にもする。わたしたちと神も同じだ。いっさいの隔たりは絆である。(シモーヌ・ヴェイユ)
クリスマスのご馳走と言えば、わたし的にはなんてったって、鳥の腿肉です。もちろん骨付きの。アルミホイルでまいた骨のところを手でもって、しょうゆ味の肉にばくばくとかじりつく。至福です。最後にアルミホイルを外して、骨周りの皮だけを惜しみつつ食べ…
年末で慌しい毎日だ。来週からなんとか冬休み体制に入れるように、今週はいろいろな用事のかたづけ、申し送り、書類作成。そのほかに忘年会、送別会の類の数々。取引先の社長に、欠陥商品のクレームを入れなけらばならないのに、咳き込んで「風邪で」弱って…
ノーベル賞の授賞式が報道されていた。受賞者がどれだけユニークな研究をしたか、どれだけ面白い人柄か、といったことを報道すべきなのに、「何語で話すか」とか「夫人の着物がどう」とか「海外旅行は初めて」とか「踊るか踊らないか」とか、ピントのずれた…
てか、王子、気づけよ〜 白と黒、間違えんなよ〜 …とぼやきたくなるストーリー。これってそもそも、男が二人の女を取り違えた物語で、男の軽率さや見る目のなさが非難されるべきだ。ところが実際は、二人の女がひとりのいい男を争う構造になっていて、もてる…
人は誰でも何らかの障害をもっている。自分は何ができないか、ではなくて、自分は何ができるのかをしっかりと見つめるべきだ。 ホーキング博士の言葉だ。テレビをつけたらALSの特集をやっていた。彼は20代前半で発病してから、40年近くこの病気とつきあっ…
テレビをつけたら福原選手の恋人がどうのこうのという話題。彼女の本命はテニス選手だが、中国にも親しい人がいて・・・といういわゆる有名人のゴシップネタだ。彼女の卓球の能力や、ましてプライバシーには、個人的になんの興味もない。だが彼女に対する報…
仕事で街中を歩いていたら、巨大な映画の宣伝広告。うへー、と思った。ジェンダー的に、これほどバッチリ、異論の余地なく、あきらかな、みっともない、男の妄想映画って、ほかにないんじゃないか。「平凡な中学校教師と、大らかな母性で彼を受け止める元ホ…
星は見上げる人に輝く! テレビを見ていたら、韓国の大学入試のニュースをやっていた。先輩たちの受験をにぎやかに応援する後輩たちの1人が言った言葉だ。加熱した受験の是非はともかく、詩人とか文化人とかでなくて、ふつうの女子高生がこんな言葉を心をこ…
その人がどんな病気をもっているかよりも、どんな人が病気になるのかを知ることが大切である。(ヒポクラテス) ストレスそのものが病気をもたらすのではない。ストレスをストレスと感じる「心」が病気をもたらすのである。だからネガティブなことをすべてポ…
訳あって、息子と私は三国志ファンで(白井理恵子の4コマ漫画)、ロードショーの『レッド・クリフ』を見てきた。戦闘シーンやCGを多用したハリウッド的な映画だろうな、とあまり期待していなかったのだが、いやいや、興奮した。中国の監督やスタッフを中…
いやなCMシリーズ第二弾。 カメラのCMだった。父親が娘の写真をばんばか撮っている。 「大きくなったら(写真を)渡してやろうと思って。ただし娘は(男に)渡さないけどね」 (舅登場)「わしは(あんたに娘を)渡したけどね」 結婚によって、「女」が…
ヨブは信仰篤く、豊かで、全てに恵まれた人だった。サタンが彼をつまずかせようとして、全財産を奪い、次に全ての子供の命を奪う。するとヨブは衣を裂き、髪をそり落として言った。 わたしは裸で母の胎を出た。 裸でそこに帰ろう。 主は与え、主は奪う。 主…
前回の記事で話題にした、荻原弘子氏の記事を、引用させていただく(一部省略、カッコは私のコメント)。なるべく多くの人に見てもらいたいので。 がん保険に入るより、まずは医療保険をがんは今や日本人が最も恐れる病気になっているようだ(「した」んです…
がん保険に入らず、医療保険に入りなさい。 今週号の「エコノミスト」にそういう題の荻原さんの記事があった。まったくその通りだ。がん保険はがんにしか適用されないが、医療保険は全ての病気に適用される。どちらがお徳なのかは言うまでもない。それなのに…
いまさらなのだが、世界を震撼させているサブプライムローンがどういうことなのか、少しわかってきた。家など購入できないような低所得者層にローンを組ませ、家を担保にとる仕組み。たとえるならば、多重債務で首がまわらない人に、「おまとめローン」を組…
ノーベル賞の受賞ラッシュが続いている。暗いニュースばかりなので、とてもいいことだ。それで、そのご夫人たちをウォッチしてみた。 受賞一報の時点では、ご本人たちはひっぱりだこで自宅にほとんど帰れない状態だった。したがって、マスコミがご自宅に殺到…
母から電話がかかってきた。姪っ子のことで。こんな感じだ。 もー心配で心配で、私、夜も眠れないの。今日病院行ったらしいんだけど、ついに入院させるんだって。普通のところが満員だからって、精神病院に入れるっていうのよ。精神病院、ちょっとひどいわよ…
このところいろいろな問題が立て続けに起きているのだが、さらにそれに追い打ちをかけるように、姪っ子の拒食症の話を聞くこととなった。中学のクラスメートがみんなダイエットを始めたことをきっかけに自分も始めたら、どんどん食べることに罪悪感をもち、…
乗り越えてません。 そのまま背負ったまま だらしなくがんばっています。 タレントの山田邦子さんも一年半くらい前に、あの有名なS病院で乳がんの手術を受けたそうだ(両側多発だそう)。それで、患者を励ますために、芸能人の仲間を集めて合唱団を結成して…
英語が好きで、子供が好き、そんなあなたは、ステキです。英語を教えるあなたはもっとステキです。 ECCジュニアのCMが流れるたびに、いやぁな気持ちになる。英語が好きで、子供が好き(なはず)だと思う女性はとても多いだろうから、それをジャニーズの…
(政治家に対して辛口です。ご注意ください) 出張や運動会で、ばたばたした一週間だった。テレビをつけたら自民党総裁選終盤の演説合戦。麻生氏いわく、「この難局をになう力をください」。「力」じゃなくて「票」でしょ。あるいは、「烏合衆参とはいえ、難…
心に一番近いのは、音なのかもしれない。(p.163) 病んだ著者が、久しぶりにギターを取り出して、はじいてみたときの実感だ。 この病は「克服する」とか「治す」ではなく、心に負担がかからないように、過労にならないように、自分の病んだ心と「どうやって上…
伊藤公雄氏によると、ヘゲモニックな男性性には3つの志向性がある。優越志向、所有志向、権力志向だ。 優越志向とは他人より優越していたい、勝負に勝ちたいという心理的傾向です。所有志向とは、できるだけたくさんのモノを所有したい、しかもそれを自分の…
前回、福田氏はあまりに正直すぎて、思ったことがそのまま暴言となって出てしまう、と書いたら、さっそく今日の辞任会見でも燃料を投下してくれた。 私はあなたとは違う。 私は自分のことを客観的に見ることができる。 「名言」コーナーならぬ、「暴言」コー…
もとからこの総理は好きではなかった。日本のトップである総理大臣に就任したときも、「貧乏くじをひいた」「仕方なく引き受けてやった」と発言。今晩辞めるときも、「防衛庁の問題など積年の問題が次々と表面化してきたせい」などと他人のせいにする。自分…
表象としての「日本人の肌の色」についての研究は、これまでほとんどなかったそうだ。これ自体が西洋支配というタブーにふれるからだろう。そういえば、クレヨンの「肌色」は差別的だというので最近は使われなくなったなあ。 西洋人は、16世紀までは東洋人の…
「ためしてガッテン」というテレビで虫歯の特集をやっていた。昔は早期治療がポイントで、すぐに削ったり、抜いたりしていたが、現在では早期発見・長期観察が主流なのだそうだ。虫歯も、すべてがすぐに悪化するわけではなく、進行の遅いやつもいる。また、…
私にしかできないことを、 私がやらなくなったら、 私ではなくなる。 これはソニーの創立者の井深大氏のことば「ソニーにしかできないことを、ソニーがやらなくなったら、ソニーではなくなる」をもじってみたもの。私生活にせよ、仕事にせよ、これが要だと思…