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 いけすかない福田(元)首相

もとからこの総理は好きではなかった。日本のトップである総理大臣に就任したときも、「貧乏くじをひいた」「仕方なく引き受けてやった」と発言。今晩辞めるときも、「防衛庁の問題など積年の問題が次々と表面化してきたせい」などと他人のせいにする。自分の能力がなかったから、自分の努力が足りなかったから、という意識がまったくない。
総選挙をにらんでの辞任なのかとか、今頃の辞任は責任政党として無責任きわまる、などといった政治的な意見がテレビではとびかうが、ここは一人のキャラクターとして考えてみたい。一生懸命がんばります、といった根性タイプとは裏腹の、斜に構えたタイプの男は日本にはけっこう多い。すべてはどうでもいい、仕方なくやってやるという姿勢を示すことが、あたかも自分の優位性を示すものであるかのように、思い込んでいる。最前線から離脱した、エリート崩れに多いのも特徴だ。こういう男は100%男ジェンダーにつかりきっていて、自分たち権力者以外のすべてのものを「あたりまえのように」軽蔑している。あまりに正直なので、それがしばしば暴言となって現れる(本人は暴言とは思わない)。福田首相といえば、北京オリンピックの選手団の結成式のときに、「せいぜいがんばってください」と言ったのが有名。選手たちも苦笑いしたという(だから結果がふるわなかったのか?いいぞ、首相のせいにしても)。たんなる言い間違いではなく、心のなかで本当に選手たちをバカにしているから、こういう台詞がでるのだ。0.001秒の記録を伸ばすために、毎日10時間以上走りこんでいるような選手に向かって、「仕方なく」首相になって、責任ひとつとらずに勝手にやめていく男の言う台詞か、これは?
だが日本で権力を握っているのはこのタイプだ。無能だし、何の理念もないが、特権階級の特権を守るためにあるような人種なので、保守的な世界では重宝されてしまうのだ。目上の人にはなぜかかわいがられるのだ(我々には見えないところで、子犬のように一生懸命媚びているのだろう)。同じタイプだと思うのは、たとえばビートたけし。あんな映画で、ヴェネチア映画祭で日本を代表するのも、ちょっと迷惑だ。
それからオルタ事件で訴えられた山形浩生もこの典型。こういう男がハラスメントをやるのはあたりまえといえばあたりまえか。彼は作家の小谷真理さんに対して、自分の編纂する事典で、彼女は実在せず、あれは小谷さんの夫のペンネームだと言い放った、とんでもなく失礼な事件。詳細はこちら