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健康ブログであるような、ないような

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NUTRI-SCORE

NUTRI-SCORE

NUTRI-SCOREというのは商品に貼られたスコアで、栄養の良しあしをAからEの五色で表示するものだ。空腹時にスーパーに行って、つい買いそうになるのが袋入りのマドレーヌなどのお菓子だが、スコアがE(最低)なのを見ると、思いとどまることができるので重宝している。あくまで栄養としての望ましさの基準なので、添加物の有無や有機BIOなどの基準とは異なる。

ミネラルウォーターはAだし、菓子パンやNutella(チョコペースト)は当然Eになるが、菓子でもBIOで全粒粉やヤシ糖などを使っているとCやDになる。ケチャップは意外にもD(果糖が多いため)だし、コンソメキューブもC(植物油脂・動物油脂が多いから)だがBIO系だとBになる。

このスコアを調べるOPEN FOODFACTというサイトがあり、世界中の国の商品のスコアを検索することができる。日本のページもあるが、一部の輸入食品しか載っていないのが残念だ。ボランティアで商品を追加することができるので、意識高い方にはご協力いただきたいものだ。こういう取り組みがもっと広がってほしいと思う。

また別にNOVAという基準があり、こちらは1~4の数字で加工度の高さを表示するものだ。4にランクづけされる超加工食品・超加工飲料は、当然添加物が多く、原材料の質も疑わしくなるので、避けた方がよいだろう。日本ではヘルシーだと人気なサラダチキンはNUTRI-SCOREとしてはBくらいだが、NOVAとしては4になる。

ともあれ、こうした国からの働きかけや基準づくりが消費者の購買行動を改善させるので、ぜひ進めてほしいと思う。しかし日本で商品にこうしたパッケージが普及するのは百年後くらいだろうなぁ・・・。菓子メーカーだけでなくて、味の素やキューピーのような(超加工)食品会社が絶対反対するだろう。厚労省が守っているのは国民の健康ではなくて、企業や病院の利益だ。添加物の基準の緩さや、グルホサートなどのモンサント社の危ない農薬を積極的に許可している様子を見れば、明らかだ。そして国民が不健康になれば病院が儲かるので、一石二鳥なのだろう。

せめて自分が買い物するときは、各商品のスコアや加工度を考えながら選ぶ習慣をつけるようになりたいと思う。