ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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引き続きどうぞよろしくお願いします。

Make our garden grow

[chorus] Life is neither good nor bad.

Life is life, and all we know.

Good and bad and joy and woe.

Are woven fine, are woven fine.

 

All the travels we have made,

All the evils we have known,

Even paradise itself,

Are nothing now, are nothing now.

 

[Candide] You’ve been a fool and so have I,

But come and be my wife.

And let us try, before we die,

To make some sense of life.

 

We’re neither pure, nor wise, nor good;

We’ll do the best we know.

We’ll build our house, and chop our wood,

And make our garden grow.

 

新年おめでとうございます。

オペラ『カンディード』の最後の部分です。「人生は良くも悪くもない、人生は人生だ」から始まり、「君も僕も馬鹿だった、でも死ぬ前に人生に意味を与えよう、家を建てて木を切って、そして庭を耕そう」で終わります。

カンディードの冒険は、殺したり、殺されかけたり、恋人を失ったり、取り戻したり、騙されたり、戦争・災害に巻き込まれたりと、「これでもかっ」というくらいスケールの大きな不幸の連続です。しかし楽観主義のパンゲロス先生に教育された主人公は、何でも言われたま信じて受け入れる馬鹿で純粋な青年です。しかし最後に「自分の庭を耕そう」という結論を自ら下すことができました。「庭を耕す」は私にとっては「自分の体を大切にする」の意味に聞こえてきます。

ヴォルテールはライプニッツの楽観論が大嫌いでこの小説を書いたのですが、外圧や政治の言いなりになって有害なワクチンを何度も打ち続け(自然免疫を低下させます)、いまだにマスクをし、多額の税金をアホな政治家たちに搾取されている従順な日本人たちが風刺されているようにも読めます。

また、思想性はあるけれど文学性や抒情性がこれっぽっちもない、このトンデモ小説を実に美しいメロディのオペラにしてしまうバーンスタインの力量や人生観もすごいと感じます。下の動画をぜひご覧ください。小澤征爾が指揮していて、客席のバーンスタインが感動のあまり思わず泣きそうになっています。バーンスタインの愛弟子に対する深い愛とか、いろいろなものが伝わってきます。小澤さんもこの頃は若くて元気だったなあ。今は食道がんで療養されているけれど。

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https://www.youtube.com/watch?v=ey5e7buHfls