ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

生命くん

ふとCMを見て。 知らないうちに明治生命と安田生命が合体して明治安田生命になっていた。 ある生命とある生命が合体して別の生命に… 何の生命だろう。 「明治安田」っていう名前の生命。 安っぽく、ありふれた名前の生命だ。 それは生きているのだろうか。…

 いちばん大切なもの

「あなたが一番大切」と歌うサラ金のCMを見て。 「ママ、あれ、まちがってるよねー。一番大切なもの、あなたじゃないよね」 「じゃあ何?」 「命だよ」 その数日後。 「いちばん大切なもの、ママ、なんだか知ってる?」 「いちばん? 命でしょ。こないだ言…

 転移の種類

「乳がんディクショナリー」をぱらぱらとめくっていた。「転移」の項目。転移には「リンパ行性」と「血行性」と「播種性」の三種がある。「血行性転移」の例として「骨転移、肺転移、肝転移など」が挙げられている。もちろんごく小さい頃から乳がんが全身に…

 村主さんの言葉

世界フィギュア2006の女子決勝を見る。村主さんが2位となった。トリノでは4位で、荒川さんと並んで真剣に戦っていたと思う(芸能人気分で浮かれはしゃいでいた安藤なんとかは軽蔑する)。試合前のコメントで村主さんは行った。 「どんなことについても、スケ…

 松井真知子『アメリカで乳がんと生きる』

さすがアメリカで女性学で学位を取り、教鞭をとっているだけの人だと思った。社会制度と医療のかかわりをしっかりと調べて書いている。たとえば閉経前の白人女性と黒人女性の乳がん患者の生存率の差が何を意味しているのか。さらに閉経後の黒人女性の生存率…

 山中登美子『乳がん克服のための十二章』

『乳がんをかかえて生きる女たち』著者の「乳がん体験十年目のリポート」。表題の「克服」や「十二章」の言葉にひかれ、具体的な指標を得られると思って読んだのだが、「入院生活を楽しむ」「インフォームド・コンセント」などのありきたりの内容だったので…

あわれみ

がんでない人ががんである人を哀れむのは、寿命が無制限に長い人が寿命の限定された人を哀れむことであり、それはちょうど足の長い人が足の短い人を哀れむのと同じことなのだ。相手がたまたま短足だというだけで、かわいそうと決めつけ、同情する。しかし相…

 女医ならいいか

権力的でない医者と患者の関係がありうるのだろうか。それは権力的でない師弟関係、男女関係等がないかと問うのと同じことになる。原則的に医者と患者、男と女という二重の権力関係が生じるのが乳がんという病気の特殊性だ。さらにいうならば、働き盛りと老…

 「言ってくださいね」

「痺れるところがあったら言ってくださいね」と毎朝看護婦から言われる。だから昨日、「上腕の裏が痺れます」と言ったら… 「あら、気のせいでしょう?手術の後はよくあることよ?」といなされた。言っちゃいけなかったの?自分で自分を否定しろということ?…

 いやな言葉

手術のときに「がんばってね」といわれること。意識がないのにどうやってがんばるのか。手術って、精神力でどうにかなる問題なのか。それともの私の体力や免疫力に話しかけているのか。細胞に話しかけてるのか。(美容院で洗髪のたびに「お疲れ様でした」と…

 徴候

ワイル博士によれば、がんは免疫系がバランスを崩した証拠だそうだ。どこかしらに不具合があるからこそ、なるのだと。いわれてみればおかしいなと思うことが4,5年前から始まっていた。 2001年、ころんで擦り傷を作ったが、普段は3,4日で治るような傷が…