星は見上げる人に輝く！
テレビを見ていたら、韓国の大学入試のニュースをやっていた。先輩たちの受験をにぎやかに応援する後輩たちの1人が言った言葉だ。加熱した受験の是非はともかく、詩人とか文化人とかでなくて、ふつうの女子高生がこんな言葉を心をこめて使えるのって、すてきだな、と思った。また受験にしても、地域や環境や偏差値のせいですぐに諦めてしまう日本の高校生と違って、みんなが高い志をもてるんだな、とうらやましく思った。その原因の一つは、韓国ではすべての大学入試がこのセンター試験的な入試に一元化されていて（二次試験もない）、日本のような怪しげ＆複雑怪奇な「一科目入試」「得意科目選択入試」「一芸入試」がないことだと思う。基準が明確だということは、希望をもって競争できるということだろう。もちろん予備校に通えるか否かといった経済格差はあるにせよ。
そう、星は、見上げない人には輝かないのだ。ほんとうは、みんなが見上げればいいだけなのに。
