ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

2007-01-01から1年間の記事一覧

 『脳は直感している』

がん患者にはいろいろな知識や能力が要求されるとつくづく思う。医学的知識(最低限でも保健体育の基礎知識)、社会についての理解(医者や製薬会社が何で動いているか)など。経済の原理(「お金をかければ治る」)はなんら治癒と結びつかない。むしろ「こ…

 術後一年検診

先日術後一年検診を受けてきた。病院によっては半年ごとに検診を行うところもあるが、うちの病院は一年単位。検診の頻度を多くして早く再発が見つかったからといってその後の結果にそれほど大きな差が出るわけではない、というのが一般的な説のようなので、…

 早すぎる死

若い世代が病死すると、妙に気になる。 今日週刊誌を読んでいたら池田晶子さんが腎臓がんで急逝されたという。『14才からの哲学』の著者だ。彼女も40代。週刊誌のエッセーで、彼女の聡明さには敬意を払っていた。とても惜しい。ここ一年の文章には遺書のよう…

更新が進まず、すいません。おなかをこわしたり風邪をひいたりの連続でした。家族一人が風邪にかかると全員に行き渡るのに1ヶ月くらいかかってしまいます。

 『患者よ、がんと闘うな』

古本屋で100円で売っていたので買ってみた。ご存知、1996年の近藤誠氏の有名な本である。抗がん剤や手術などの治療法は効果が乏しいか、あるいはさらに悪化させる場合があるから、何もしないのが一番、という主張だ。(読んでいないが)アンチ近藤本もその後…

 東国原知事と敬語

政治家に転身した芸能人は虚栄心か自己満足のかたまりが多く、政治家としてはまゆつばものだと思っていたが、話題の東国原知事はじつはちょっといいのではないか、と思い始めた。立候補前は、タケシ軍団の下品なタレントの一人(失礼)としか認識していなか…

 『笑いと治癒力』

カズンズ『笑いと治癒力』はこの道では知らない人のない名著だ。「要するに笑えば治るんでしょ」と結論をわかった気になっていたので、本書は「つん読」状態だったのだが、先日初めて読んだ。読む価値はあると思った。 意外にも「笑い」の話はあまり出てこな…

 がんは不良少年

この本『がんは一日にしてならず 発がんと予防の最新知識』はとても気に入った。がんにまつわる話題を網羅的に扱っていて、しかもわかりやすい。「がん=不良少年」など、たとえがたいへんうまく使われている。おかげで、これまでピンとこなかったフリーラジ…

 がんとストレス―患者のカウンセリング

(PubMedに掲載されている* Simonton OC,* Matthews-Simonton S. Med J Aust. 1981 Jun 27;1(13):679, 682-3. のレジュメを和訳。) がんについては、化学的発がん物質、発がんウィルス、遺伝要因、放射線、慢性障害などの一般に認められている原因以外にも…

 乳がんの発症リスクを下げる7項目

米Harvard Womens Health Watch誌の1月号で「乳がんの発症リスクを下げる7項目」が発表された。その日本語の抄訳サイトと英文サイトをリンクしておく。再発予防にも効果があると思われる。7項目とはこれだ。 1.体重管理 〜太っちゃならねえ 2.飲酒 〜飲…

 闘病記ライブラリー

ちまたにはガンの闘病本があふれているが、それを病気別に区分けして紹介してくれるサイトがあるということをテレビで見て知った。患者には心強いことだろう。乳がんの本もかなりたくさんあるということがわかった。暇になったら(ならないか)乳がん闘病記…

 映画『マリーアントワネット』

ベルバラ世代の私としては、一応見ておこうと思って行ったのだが… はい、映像はきれいでした。衣装や装置もきれいでした。主演女優も(現代的な意味で)魅力的な方でした。E.ルヴェの本に沿って歴史検証もちゃんとしてます。 が、これは映画ではない。なん…

 「わたしは認識の鬼でありたい」

「ガン本」をチェックする習慣がついてきた。芸能人の体験談などを除外しても、7割方が「ハズレ」であることもわかってきた。ネットサーフィンで偶然に頼藤和寛氏の名前を見つける。教え子らしき人のサイトで、彼に対する全幅の尊敬と愛が感じられた。これな…

 謹賀新年@スキー

今年もよろしくお願いいたします。正月は草津温泉に家族で行った。温泉のお湯の熱さ、スキー場の雪の白さ、子どものスキーの上達の早さ、その一つひとつを実感する。 それにしても、生まれて初めてスキーをする8歳の子どもに向かって、夫のするアドバイスは…