ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 東国原知事と敬語

政治家に転身した芸能人は虚栄心か自己満足のかたまりが多く、政治家としてはまゆつばものだと思っていたが、話題の東国原知事はじつはちょっといいのではないか、と思い始めた。立候補前は、タケシ軍団の下品なタレントの一人(失礼)としか認識していなかった(下品なのはタケシだけかも)。おやっと思ったのは、どんな突撃インタビューを受けても正しい「敬語」を使っていることだった。「全面的に対応させていただく」「さきほど申し上げました点につきましては」などなど。
敬語が使えるというは、たんにその人の教養や育ちの良さを表すだけではない。自分と相手との上下関係を正確に理解していることの証明だ。たとえば、同時期に別の意味で話題になっている柳沢大臣は、言葉づかいがひどい。「辞職しないのか」と聞かれても、「もちろん、いえ、その、私の能力や知識を活かすことで仕事を続け・・・続けさせてもらい・・・」ってな感じで、本音は「私には人にない知性とキャリがあるんだから、引き続き働いてやるんだ」なのがミエミエ。いばっている人は敬語がつかえない。ま、使う必要もないか。