ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 橋本さんの本

『ガン治し本気塾』著者の橋本豪さんは医者で、悪性リンパ腫に罹り、いったんはゲルソン療法で腫瘍を消滅させるが、その後再発。数々の療法を工夫して再発後10年経つもご健在。いわばお医者さんのガン闘病本なので信頼性が高く、愛用している患者も多いようだ。
といっても特別な治療法はなく(あれば逆にイカガワシイということになる)、もっともらしい科学的知識もなく、よくある野菜ジュースとか爪もみとか足湯などが推奨されている。爪もみネタひとつで何冊もがん本を書いて儲けている医者と比べると、良心的な感じがする。ポイントを挙げておこう。


・油断するな。いったん直ると人は必ず油断して元の生活に戻ってしまう。
・ガンの原因は1つではない→1つの方法で治るはずがない
・医師は「完治」させてくれるのでなく対症療法を行うだけ。自分で作り出したガンは自分で治すしかない
・変わる勇気が必要


がんサバイバーが一番重要だったと挙げるのは1に「考え方」、2に「食事」だそうだ。たしかに意識を変えなければ食事や生活も変わらないからなあ。橋本氏も自分の幼少時代から遡って、さまざまなコンプレックスや葛藤に気づき、生き方を見直した。ストレスの元になっていた開業医院も人に譲ったそうだ。
朝日を浴びて太陽に「私は治る治る」と挨拶し、夜は星空を見上げて「○○をしたからよくなった、消えていく消えていく」と唱えることを推奨されている。これを馬鹿らしいと思って、しない人と、とりあえずやってみる人の境目が、回復の境目であるような気がする。それがなぜ効果があるのかを私なりに考えてみると、早寝早起き、太陽光によるビタミンD,夜間のメラトニン増加、深呼吸による酸素増加や血流増加、自律神経の安定、自己暗示による精神的な安定、我執や瑣末なことからの開放・・・などがありうるだろう。だが勉強して理屈がわかることは回復の絶対必要条件ではない。なにか気持ちを変えれば、身体状況も変わるだろう。というわけで私もやっている。三日坊主になるかな?
ガンを自分で治した医師の「ガン治し」本気塾 (ビタミン文庫)