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 樹木さんの秘密

樹木希林さんは好きな女優なのだが、乳がん再発後各所に転移していることが昨日ニュースになった。07年の再発後、放射線治療はしたものの化学療法はせず、今日まで仕事で活躍している。「転移13箇所」でありながら「がんは(今のところ)全部消えている状態」とのコメントもあり、自然完快のレアケースなのか、それとも免疫力で現状を維持できているのか、気になるところだ。何かの代替療法をやっているようだが、それが知られたら大ブームにもなりかねない。

抗がん剤治療を否定した以外は、詳しいことは一切、口にせず、「とにかく私の治療は人がまねするといけないから、へへへ」と笑い、「みんな(がんとの向き合い方は)それぞれ違うから。私のやり方をひとつずつとって、それマネされると困る。私は私の生き方があるから、私はこうやって生きていく、ということ」と語った。

よくわかっていらっしゃる。「○○療法だから治る」などという「療法」は、存在しない。試みたなかのon of them であったにすぎない。大事なのは「自分の体の運転手」である自分が、どう自分を走らせるかである。「忘れちゃうぐらいじゃないと元気にならないのよ」と言う彼女は、夢中になれる仕事に専念して自分をひっぱっていったのだろう。6年もこの状態を保てているのは彼女の「意識」のおかげだと思う。
患者はえてして病気を外因性のストレスのせいにして嘆きがちであるが、これも厳しい見方をすれば、他人のせいにして自分を哀れむだけだから、体にとってはなんの利益もない。むしろネガティヴのスパイラルに自分自身を陥れるようなものだ。樹木さんだって、あのトンデモ夫のことなど、ストレスといえば強烈なストレスがあったはずだが、たぶんもう、あまりに馬鹿らしかったので、そこを突き抜けてしまったのではないだろうか、と推測する。
とにかくこの人は尊敬する。乳がんをネタにして仕事をもらったり、あやしい療法を流行らせて儲けたり、つまらない闘病本を書いたりする落ち目のタレントとは格が違う。
でもどんな療法かは気になるなぁ・・・。知っている人がいたら教えてください(笑
なお明日から海外なので、少しインできません。


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樹木希林、全身がん13カ所に転移 「これが私の生き方」壮絶告白
デイリースポーツ 3月14日(木)12時8分配信

 自身のがんについて語った樹木希林
 最優秀主演女優賞を受賞した8日の日本アカデミー賞授賞式で、「全身がん」を衝撃告白した女優・樹木希林が14日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」のインタビューに、がんが全身に転移したのは「乳がんを切って(05年)その後からよ、何年も前から」と告白した。

 主治医によると、05年に乳がんの全摘出手術をした2年後にがんが再発。13カ所に転移していることが分かったという。

 樹木は13日、東京・渋谷区の自宅でインターホン越しに取材に応じ、全身にがんに転移したのは「何年も前から。乳ガンんを切って、その後からですからね」といつものあっけらかんとした口調で明るく答えた。

 いつ治療をしたのか、どのぐらいの頻度で病院へ行き、定期検査を受けているのか、など、全ての質問には具体的に答えず、「とにかく忘れちゃうのよね。忘れちゃうの。忘れちゃうぐらいじゃないと元気にならないのよ」と全身がんとの壮絶な闘いについて、“希林流”で向き合っていることを明かした。

 抗がん剤治療を否定した以外は、詳しいことは一切、口にせず、「とにかく私の治療は人がまねするといけないから、へへへ」と笑い、「みんな(がんとの向き合い方は)それぞれ違うから。私のやり方をひとつずつとって、それマネされると困る。私は私の生き方があるから、私はこうやって生きていく、ということ」と語った。

 同番組の電話取材に応じた鹿児島県の主治医によると、05年に乳房の全摘出手術を受けたが、07年にがんの再発が判明。08年に1回目の最新の放射線治療をし、10年には、リンパ節、骨など全身13カ所に転移していたことが判明し、2回目の治療を施した。

 10年以降は治療はしていないが、主治医は「がんは(今のところ)全部消えている状態」とも口にした。

 樹木は8日の授賞式のスピーチで「冗談じゃなく、全身がんなので、来年の仕事は約束できないんですよ」と発言、会場を驚かせていた。