ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

なんて一生懸命ないい人なんだろう(笑

今日は土曜出勤で、仕事関係のマッチョ男たちにイライラしながら帰ってきた。本当は早寝早起き推奨期間なのだが、ブログにイライラを吐き出してから寝ることにした。
さて、仕事をしていると、この人はなんとまあ一生懸命で、人がよくて、人なつこいんだろう、と思う人間にときどき出会う。こんなにがんばっているのにこの人が不遇なのは気の毒だ、手を貸してやらねばならぬ、と思ってしまう。
んが。これまでの経験上、こういう人間は100%出世願望最強のゴマスリ人間だ。間違っても、この人間が私を本当に尊敬しているとか好いているとか思ってはならない。間違っても、こいつに仕事をやってはならない。ある種「哀れんで」仕事をやると、ポジションについたとたんに、こんどは自分が攻撃される。相手も私に借りを作ったままの弱い立場ではいたくないからだ。こいつは、誰にでも人が良いのではなくて、媚びると決めた対象にだけ、「良い人」を演じきる。
要するに、こういうやつは、仕事の分野では、ある意味弱い立場なので(若いとか外国人とか学歴・学閥がないとか…)自分が成り上がるために「一生懸命」なだけなのだ。仕事が好きなわけではない。こういうやつは無能で知性が低くても、それを逆手にとって利用するすべを心得ている。「こんなにがんばってるんですけどねえ。なぜかうまくいかないんですよねえ。やっぱり○○大学系じゃないとだめなのかなあ、ふうっ」と非○○大学系の人に、アピールする。謙虚なふりをしながら、世に出られないのを世間の偏見や陰謀のせいにする。がんばってる人が報われる社会にしなくちゃ、なんて正義感に燃えて彼を拾い上げてしまうと後でたいへんなことになる。ごますりに忙しくて、仕事をがんばってないから、仕事が来ないだけなんだよ!
同業である程度の地位にいる女性と話すと、みんな同じような経験をしている。○○大学を出て優秀なはずなのに「なぜか」仕事がなくて可愛そうだから、自分の職場に採ってやった「男」が、就職のとたんに、その女性いじめを始めた、とかね。(仕事が来ないのはそれなりの理由があるんだよ、ほっとけ・・・)
でも上司に気に入られて出世するタイプはこれなんだよな。上司から見れば、「自分よりは優秀でない」(ここ重要)、「自分を尊敬してる(ふりをしてくれる)」、そして「かわいそう」の三点拍子が揃えばこんなかわいいものはない。その上司もまた、そうやって出世してきた可能性大だから、実力を認め、上下関係によって実力を伸ばしあうような世界そのものを知らない。だから自分にとって気分の良い者を採れば人事はそれでOK。
で、そういう組織は必ず衰退する。うーん。うちの業界もかなりやばいような気がする。