ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 CTの結果

2月に術後初めてのCTを撮ったのだが、肺の手術部位の近くに二つほど10mmくらいの結節ができていた。そこで3月にもう一度CTを撮って比較した。
・手術痕のようなもの
・術後の炎症
・再発
可能性はこのどれかだが、両方とも手術前にはなく、2月と3月では大きさや濃さに変化はなかった。8月の手術の直後にCTを撮っていなかったので(前担当医はご栄転で浮かれていたせいか)、手術痕かどうか比較しようがない。また炎症であれば縮小傾向を示すはずなので(そうですよね?sinkoさん)炎症でもなさそうだ。また初めて取った腫瘍マーカーである(前担当医は「縦隔条件で写らないからマーカーに出るはずがない」と自信たっぷりだった)SLXが53と基準値を超えていたのも心配で、マーカーも再検査することとなった。
2月の段階では「もしや再発?」とたいへん不安だったのだが、再発にしては成長が早すぎるし、悪性であれば逆に増大傾向を示すはずなので、悪性とも言い切れない。結局7月に再度CTを撮り、経過観察することとなった。
もし増大していたら、(限局性であれば)ただちに開胸手術となり、今回は一ヶ月以上休職しなければならなかったから、ひとまずそういう事態にならなかったことにほっとした。
一番楽観的な見方は、手術痕の類であり、SLXの高値は2月頃の花粉症やそれにともなう気管支の炎症だととらえることだろう(のどのイガイガがひどくて、声が低くなってしまった)。二番目に楽観的な見方は、悪性だけれど現状維持で押さえ込めているという解釈である。なお、2010年のCTを見てもらったら、他にもあった4,5mmの3,4個の小さなGGO(陰影)はずっと同じ大きさのままあったそうで、これらも悪性にせよ前ガン病変にせよ、ずっと共存してきたわけだから、術後発生した結節たちとも同様に平和に共存してゆくことはできそうな気がしている。
がんというのは、ある(白)かない(黒)か、という問題ではなくて、誰もがグレーであり、そのグレーが濃くなっていくか薄くなっていくか(不健康になっていくか健康になっていくか)の問題なので、その意味では現状を維持できていることを評価したいと思う。