ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 仕事を終えて

8月末締め切りの仕事が修羅場続きで、かかりきりだった。自分のミスならともかく、納品直前になって、年配の上司の仕事がまるで「使えない」ということが発覚。結局私以外に直せる人間がおらず、わずか一週間で、他人が一年かけてやるような仕事を、ヒーヒー泣きながらやっていた。その「使えなさ」具合といえば、資料は、どっかのパンフレットをそのまま引き写し(著作権にふれるでしょっ)、しかも数行とか数文とかいうレベルでなく、段落や説明そのまま借用。何一つ調べたり考えたりしない。内容はミスだらけ、うそだらけ、矛盾だらけ。例を言うと、「エジプトの首都ヨハネスバーグではスウェーデン産の石油がたくさんとれる」というような、わけわかめな文のオンパレードなのだ。
しかもこの上司は、「優秀」で「切れ者」で通っている。おそらく彼は優秀だったのではなくて、優秀なふりをするのがうまくて、ここまで出世したのだろう。こういう人間は、他人の使い方については妙な直感がさえているから、もしかしたら、cypresが後始末でもなんでも引き受けてくれるからチームを組んだんじゃないか? と同僚にも言われた。しかもこのあとの人間関係が面倒くさい。締め切り間際に私が勝手に修正したことについて、逆恨みされないように、頭を低くして、事前に謝っておかなければならない。ふう、うっとおしい。
そんな日々のうちに、30日は衆議院選挙をむかえ、私も投票。民主党が圧倒的な差で勝利した。いやあ、とにかくマニフェストや主義主張以前に、責任感があって、自分の仕事に対して誠実であってくれれば誰でもいいよ。上司の尻拭いをしながら、つくづく思った。甘い汁を吸うために権力を目指すような人間は、だめだ。少なくとも政治家たちの顔つきを見る限りでは、自民党のにやけた・無責任な・傲慢な表情よりも、民主党の人たちの方が緊張感があっていい顔だと思うなあ。個人的には岡田さんが好きだ。珍しく政治家らしくない、まじめさと誠実さをもっているように思う。(裏切られませんように)
それから、自民党が嫌いだった理由の一つは、擁立した女性候補がことごとく男好きないしオヤジ受けするタイプだったことだ。小池百合子にせよ、小渕優子にせよ、エロ政治家の女房役、愛人役、娘役、そんなマニアックなロールプレイをテレビで見せつけられるのはかなわなかったから。今回当選した民主党系の女性候補は、そういう「いや汁」は漂っていないので、さわやかでいいと思う。ちなみに「いや汁」とは、『負け犬の遠吠え』著者の造語で、30歳過ぎた女性で、一見まともなんだけど、なんだかイヤで、気持ち悪い人たちが漂わせているオーラのことを言う。たとえば、占いとハーブ・ヒーリングとヨガとオペラが好きで、うちのワンちゃんの名前はジャックよ、なんていう女性はそっち系なのだ。