ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 「さすが」と「だから」

男は、何か立派なことをしたとき、「さすが〜だ」とほめられる。
女は、何か失敗をしたとき、「だから〜なんだ」と非難される。
成功して当然の男と、失敗して当然の女、という定型表現ができあがっている。そうすると、男はどんどん成功しようとするし、女はどんどん仕事する気をなくしていく。こんなことが、結果の不平等を生み出していると思う。
女の失敗を正当化する理由はいくらでも転がっている。「恋愛にうつつを抜かしていたからだ」(女の場合だけ、恋愛と仕事は両立しないとみなされる)、「おしゃれなんかに夢中になってるからだ」、「もともと能力が低かったからだ」、「もともと職場に来るべきでなかったからだ、家庭に入るべきだった」・・・などなど。つまり、ごく普通に「女らしく」しているだけで、そのことが仕事の失敗や撤退を正当化する理由づけになってしまうのだ。そういう、男の造ったワナに、どれだけの女が気づいているのだろう。
かといって、恋愛にもオシャレにも興味がなく、仕事だけをバリバリやります(このバリバリってゆう擬態語、滑稽ねぇ)、というような「女」は、「普通の女」から敵視されるので、たいへん生きにくい。キャリアウーマンには、「男を敵にするか」「女を敵にするか」という、究極の二者択一しかないんだな。私はそのどちらにもなりたくないので、「正体不明の変人」を演じている。