ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 プロプリオセプションという感覚

身体図式とも言われる5感以外の人間の知覚であり、「見たり触れたりして確認しなくても自分の体の輪郭を感じることができる」ことだ。

この感覚はたとえば内蔵にはない。人は自分の肝臓や腸がどんな形をしているのかを内的になぞることはできないが、自分の左足の小指がどこにあるかははっきりわかっている。脳の外傷などでこのプロプリオセプションを失った人は、自分の体がどこにどのようにあるのかわからず、まるで精神だけの幽霊になってような気がするという。

ところが疲れていたり弱っていたりすると、この感覚が実際の身体とは、ずれてくる。まっすぐなつもりでも、かばんをもつ右肩がいつも上がってしまったり、階段を踏み外したり、する。そういえば、両足それぞれで体重計にのって、右足と左足の体重差が1キロ以上あるとそれは病気の印だと、近所の健康ランドで読んだことがある(私は1キロ以上ずれていた!)。指圧やマッサージの意義は、こうしたずれを矯正し、自分の身体の輪郭と、その認識を、同じにすることなのだそうだ。確かに、足裏マッサージをしてもらうと、足の周辺にさまざまなツボが群生していることがよくわかって、びっくりする。
私は私の輪郭をあまり認識できていなかった。○○しなくては、という強迫観念にかられて、心が体より先に進んでいた。そういうことが、なんだか私のからだに悪い影響を与えていたような気がする。
そういえば運動の時も「筋肉を意識しろ」と言われる。意識して初めて、筋肉がつくのだ(ダイエットにも役立つ)。それではまず、輪郭と筋肉を意識して生活するところから初めてみようか。それがうまくいけば、心臓や胃のかたちも意識できるようになるかもしれない。(最終目標は、がん細胞を含めた、細胞レベルの認識!) そういうことが、なんとなく身体をコントロールし、健康になるということにつながるような気がしてならない。
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