岡部伊都子氏の著作のなかにこんな言葉がある。
自分は学歴ではなくて、病歴がある。
それを取り上げて、岡部さんとの対談で鶴見俊輔はこう説明している。「病歴というのは学歴にまさる力をもつと思うんです。それは、じっと寝てると、自分の中の自分との対話ができてくるわけ。人との対話と違うし、世の中についていくというのと、ちょっと違うんですね。自己内対話という積み重ねが加わるでしょう。それが自分の精神をつくってるんですね」(藤原書店、月刊『機』2004/12、2頁より)
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