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 論文捏造 処分軽減

阪大元研究員 訓告に処分軽減ーー論文データ捏造
 大阪大は19日、今年2月に2教授らを懲戒処分とした大学院医学研究科などの論文データ捏造問題で、生命機能研究科の元特任研究員(36)について、戒告の懲戒処分を取り消し、訓告とすると発表した。
 同大学によると、元研究員の不服申し立てを受け、学内の審査委員会で再調査。元研究員は、論文を捏造した医学部生(当時)の英訳などを手助けしただけで指導する立場にはなく、監督責任を問う懲戒処分は科せないと判断した。元研究員は現在、別の研究科で特任研究員をしている。(読売新聞2006年12月20日

また医学関係の論文データ捏造事件があったようだ。指導者の監督責任もきわめて軽く、不服申し立てをすれば「訓告」で済んでしまう。でも「英訳を手助け」したということは、内容を読んでいたはずだ。データのいかがわしさに気づかなかったのだろうか。
そういえば、あの防衛医大の指導教授と医師本人の処分はどうなったのだろう。――こんなふうに治療のためのデータが蓄積されていくのだと思うと、医学への信頼が揺らいでしまう。臨床で忙しい医師ならともかく、研究職の人間までいい加減だなんて。