ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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引き続きどうぞよろしくお願いします。

 チメロサールにアスパルテームにラウンドアップに…

食品に気をつけようと思って健康本の類を読むたびに、日本ってすごいんだなあ、と感嘆する。日本の食品汚染度があまりに高く、しかも産官タッグを組んで、国ぐるみだからだ。
先日あのアメリカでさえ禁止されたトランス脂肪酸も日本ではまだ野放しで、ほとんどのパンにマーガリンが使われている。ヨーロッパでは禁止されているフッ素が、ほとんどの歯磨き粉に使われている。日本の農薬使用量に至っては世界第二位だ。この狭い国土で世界二位というのはものすごいことだ。アメリカが「農薬まみれでひどい」ことは知っていても、そのアメリカや企業に食い物にされている日本が「もっとひどい」ことは、あまり認識されていない。
内海聡『医者とおかんの「社会毒」研究』はマンガ入りで読める「これは危ない」本だ。おどろおどろしい題名と装丁のわりには、論文等の目通しを行ったきちんとした本で、誰にでもわかりやすい。見ると著者の内海氏は医者で、いや、医者であるがゆえに医学不要論に到達した、という立場の方だ。
保存剤入りワクチンや、牛乳、パン、砂糖類、油類・・・どの製品も構造は同じだ。引用されているグリーンピースによる日本のGMO(遺伝子組み換え)使用企業ワーストランキングを上げておこう。
1位:明治
2位:味の素
3位:山崎製パン(パンの中でもヤマザキは、世界が禁止している臭素酸カリウムを使っているので絶対に避けるべき)
4位:森永
5位:サントリーフーズ・・・
つまり、一般の人が信頼を寄せている有名な大企業であればあるほど悪徳、というのが日本の大原則だ。そう考えれば購入のときもわかりやすい。大企業だからこそ、自分たちにネガティヴな研究データはすべて抹殺できる。反対する科学者は「インチキ」扱いできる。売りたい商品には「トクホ」マークをつけて有利にすることができる。

つまりこの一連の流れで行われたことは、「愚かな民衆たちにこの陰謀がわかるわけはない」という大金持ちたち(支配者層)の侮りであり、「市民は大金持ちの奴隷なので、大金持ちが作った毒は市民の体で処分しなさい」という企みでもあります。〔・・・〕
この世には専門家しかわからないことがある、なんてのはとんでもない大嘘です。現代においては専門家こそが嘘つきです〔・・・〕しかし人々は必ず言い訳として「私は専門でないからわからない」などと言います。そんなセリフを吐く時点で、自分で自分を奴隷にしているのだということに気づきません。受動的にだれかの情報を求めている限り、あなたにも家族にも健康が訪れることはないのです。

この間、私が感じていたことをちゃんと言葉にまとめてくれていた。勉強しなければ食品の恐ろしさはわからないし、自衛することもできない。
ためしに上記のタイトルのカタカナ語を知っているかどうか、あるいは遺伝子組み換えがなぜいけないのか、答えられるだろうか。遺伝子を操作しているとなんとなく「自然」でないからよくない?いえいえ、そんなかわいい理由ではありません。農薬に強い品種が作れるので、農薬ぶっかけ放題なんです。あるいは害虫も鳥も寄り付かなくなるほどそれ自体が有害になるからです、ハイ。
医者とおかんの「社会毒」研究