ひとつめの歯磨き粉には、「硫酸、着色料、合成香料0%」
ふたつめのハムには、大きく「亜硝酸塩不使用」
みっつめのお菓子には「パーム油不使用」
と書いてある。
それぞれの成分がなぜ危険なのかは調べていただくとして、日本の食品にはいずれも当たり前のように入っているものなので、「不使用」を探すことがとても難しいし、またそれが有害だということに気付きさえしない。
こうやって「**不使用」と書いてあれば、その**が有害であることがわかり、それ自体が啓蒙になる。
こういう記載を各企業が競って行えば消費者意識が高まるし、差別化すれば売れると思うのだが、日本ではむしろ逆で、業界どうしが護送船団みたいになって添加物の使用を続けている。
日本で流行ったのは「シリコン不使用」のシャンプーくらいかしら。
でもシリコンよりも、「ラウリル硫酸ナトリウム」の方が遥かに有害なのにどこの会社も減らそうとしていない。低コストの界面活性剤で泡立ちがいいから外せないのだろう。でもフランスで硫酸不使用の歯磨き粉があるのだから、その気になれば作れるはずだ。