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健康ブログであるような、ないような

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ワクチンと病院卒業

先日コロナワクチンの一回目を受けてきた。

市から接種券が来てすぐに申し込んだのだが、その後7/8には自治体への供給量が減って予約はストップしたので、ぎりぎりのところだった。また息子も大学で一斉接種を受けることができたのでちょうど同じタイミングだった。当日は筋肉痛で、Tシャツの着脱が少し面倒だったが、それ以外の副作用は何もない。都市部に住んでいて感染増が顕著だったので、これで重症化はしにくくなると思ったら、ずいぶん気が楽になった。

(おまけ。義妹が、例によって、ワクチン陰謀説にどっぷりはまり、わざわざ私に電話をかけてきて、ワクチンを受けてはいけない!と強く主張していた。)

あわせて通院状況を書いておくと、この6月に初めて「次回予約」が不要になり、解放された。これまで定期的に年に1,2回CTを取ったり、血液検査をしたりしていたのだが、その都度よくわからない陰影があったり、マーカーが微上昇するなど、マイナーな「謎」が続いてなかなか解放されなかった。陰影も肺かと思ったら膵臓だったり、この前は子宮だったりと、場所がいろいろで、再検査するとほとんどが異常なしだ。直近では3月の検診でマーカーのCEAが基準値を超えたので、4月、5月と継続的に測ったら微増していたので心配したのだが、6月には下がったので、先生が、もうこれでいいでしょう、と卒業させてくれたのだ。CEAのなだらかな上昇は加齢のせいだと考えることにしよう。

乳がんから15年、肺がんから9年、ずいぶん長かった。

「今後は検診センターのようなところで見てもらうといいですよ」と言われた。個人的には引き続き今の病院で診てもらった方が保険適応なので経済的に助かるし、病院でない検診センターでは質の心配があって不安な気がした。それを見透かすように、先生は言われた、「いや、ああいうところはもし見落としや誤診があれば訴訟になって信用低下になりますからね、しっかり見てくれるんですよ。それともうひとつ、これまで言ってなかったけれど、病院でのCTは検診のCTよりも被ばく量が多いんです。だからセンターで定期的に胸部・腹部CTとマーカーを取っていけばよい」。

なるほど、そうなのか。保険が効くからといって漫然と病院でCTを取り続けるのはよくないのだなとわかった。そういうことを言ってくれる先生は、本当にありがたい。また、病院では呼吸器外科に特化した検査しかできないが、センターであればさまざまな可能性(つまりCEAが上がる可能性のある「腺」部分全部、胃とか大腸とか膵臓とか)を探ることができる。そこで大きな検診専門のセンターを調べてみたら、確かにある。日帰りの人間ドックで5,6万円かかるけれど、オプションでCTやマーカーを加えたりできる。

さてと。現在の職場が提携している検診センターもいくつかあるので、そこにすれば実質自己負担2万円で人間ドックが受けられる。喜んで申し込みかけたのだが、よく読むと、職場の健康診断に代えて提携センターで人間ドックを受ける場合は結果が職場に送られるらしい。すると・・・万が一CTに影があったり、マーカーが基準値以上だったら――というか「万が一」ではなくて蓋然性がすでに高いのだが――、職場に情報が行ってしまい、産業医の面談などが入るのだろうか。これは困る。

以前心電図がちょっと変だったときに、循環器科に行って結果報告をするよう強く求められた。うちの職場はたいへんうるさい。こういうのは、報告を拒むこともできるのだろうか?

かといって毎年の職場でやる一般検診だけでは心もとない。X線なんかとっても、ほとんど意味がないだろう。どうしよう。全額自費で人間ドックを受けるしかないのか。

実は来年度は長期海外出張を予定している。そのためにも、事前にワクチンや検診をしっかり受けておきたかったのだ。職場に中途半端な医療情報が知られると、最悪出張取り止めになるかもしれない、それはいやだ!

現在考え中だが、それでも、とりあえず病院卒業とワクチン接種でだいぶ気が楽になったのは確かだ。

みなさまの状況はいかがでしょう。それぞれの環境でご不自由やご心配があると思いますが、早く落ち着いた状況になりますように。