ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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引き続きどうぞよろしくお願いします。

 長崎


ようやくお盆休みです。みなさまもどうぞ仕事から離れて、のんびりお休みになられますように。


長崎の平和祈念式典の放送をずっと見ていた。黙祷の時間にはTVの前で黙祷してみた。私には黙祷する権利があるのかしら、本当に祈ることができるかしら、祈ることになにか意味があるのだろうか、などと不安に思いながらの黙祷だ。
それにしてもこの地には被爆者たちへの「想い」がほんとうにあるのだなあ。以前長崎を旅行したときも、感じた。そして彼らの魂は、それに癒されているだろう。


平和への思いが戦争否定に向かうのは当然だ。だが原爆投下国の責任をうやむやにしたり、あるいは根源的な自己否定につながるような反戦思想は好きではない。アメリカが「実験」として二都市に原爆を投下したのは、日本からの報復がないと判断したからだ。一方で、ネット情報で不確かかもしれないが、実は日本でも当時原爆は開発済みで報復のための投下が可能だったが天皇の判断でそれを行わなかったという説もある。
また、広島の被爆直後に、日本政府はアメリカに対して糾弾の文書を送っていたということも、今日初めて知った(こちらなど)。当時の政府の方がよほどまともだったのだな。今はアメリカの51番目の州になっているもの。


なおこの本は、戦後処理のさまざまな不条理を解き明かしていて、これまでの歴史認識を覆してくれる。
戦争犯罪と歴史意識 日本・中国・韓国のちがい