ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 サイコ○ス類型

父の予定した治療は一通り完了したが、まだ炎症が治まらないので停食状態。食事が通常に戻ったら退院になりそうだ。
退院後のことを弟と相談した。地元に戻して、今後は地元行政の力を借りて生活してもらう。入院中に介護申請をした結果、要支援1に認定された。一番軽い認定だが、週1のヘルパーや訪問介護を受けるには十分だろう。食道関連の痛み止めの薬等も、地元の病院に申し送ってそちらで受け取るようにする予定だ。現病院のソーシャルワーカーと、依頼予定のケアマネに相談してもらおう。
どうやら父としては、このまま都市部に残って子どもたちや一流の病院にすべて面倒を見てもらう魂胆もなくはないようだった。だが、私たちの生活も厳しいのでこれ以上の世話は不可能であり、金銭的な援助もしないこととした。民法上は親族には扶養義務なるものがあるらしいが、強制力はない。同居親族であれば、食事を与えなかったり放置すれば「虐待」にもなりかねないが、別居であればそうした責任もない。感情的な理由等もあるので、退院後はきっぱりと線を引く。こういう結論に達した。

看護師にいばりちらす、自尊心が強い、金銭にかんして自分本位・・・これらはあの世代特有の性格なのだと思っていたけれど、きのうネットを調べてみたら、いわゆるサイ○パス類型チェックテストのほとんどの項目が該当していた(犯罪歴はさすがにないけれどね)。ふうむ、なるほど。あの異様な食欲も、腹が減ったのではなく、欲望を抑えられない、後先考えられない、などの行動パターンの表れなのだな。平気で嘘をつく、口達者で表面的には魅力的、などもぴったりあてはまる。十代の頃から父とは別居しているので、その病理性がわからずにいたが、もっと早くに気づきたかった。今日ではネット検索すればそういう「毒親」の苦労や対策がすぐにわかる。親に苦しむ子は意外に多いようだ。
サ○コパスは「いちばん危険な、近づいてはいけない人」と言われる。ただの自己愛やわがままと違って、根本的に他人への共感がなく、しゃぶりつくして自分の利益や欲望を満たすためだけに他人が存在する。寄生されたらたいへんなことになる。ましてや今の、高齢や病気や経済的困難の境遇では、絶対近しい者(子ども)をそのターゲットにするだろう。私たちのもつ哀れみや罪悪感に巧みにつけこんで、面倒を見させようとする。そういう演技というか心理攻撃が実にうまい。退院が近づいてくると、「もう俺は死んでしまう・・・」「つらくて食欲もない(うそつけ!)」「なんで見舞いに来なかったんだ」そんな虚言ばかりだ。その一方で「早く帰って子どもにごはん作ってやりなさい」「お前やせたんじゃないか」などと人格者ぶった印象付けも巧みに行う。
ググったら、こんな例があった。サイコパ○が牢屋に入っている。「一番ほしいものは何ですか」と尋ねる。普通の人なら、おいしい食事、自由、家族に会いたい、などと答えるだろう。ところが○イコパスは「同情されること」と答えるのだそうだ。これは、他人に理解され、共感してもらうためでは、ない。その同情してくれる誰かを取り込んで、自分の餌食にしたいからだ。不幸な状況であればあるほど、興奮する。この種のかなり怖い心理テストもあるので、興味のある方はどうぞ。『羊たちの沈黙』のレスター博士はすごい知能犯で、好きなキャラクターだったが、身内にこれがいるというのは、ちょっときつい。

・・・こういう親のことをブログに書くべきか、ちょっと迷っていた。面倒をみない冷淡な人間だと思われるかもしれない。だが、子は無条件で親を敬うべき、といった儒教的な道徳観は私にはないし、面倒をみたくなるような愛情も、みるだけの義理も、ない。今回大病院で治療を受けさせたので、これまでの恩は(あるならばだが)返したつもりだ。
そして、私には、守るべきものがある。
自分自身。健康。生活。仕事。家族(子どもなど)。
そのために、障害になるものは排除してよいと思った。うん。