ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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引き続きどうぞよろしくお願いします。

 kiwi野郎

仕事の締め切りが重なって忙しいせいか、最近ものすごく早く時間が過ぎていく。
わが社にダメ男が多いことはもう悟りきっているので、普段はあきらめて温厚に過ごしているのだが、昨日は久しぶりにキレてしまった。相手は英語と日本語の両方ができる、っていうだけの理由でちやほやされてコネ入社したオーストラリア人の男。今回のプロジェクトは私が責任者なのだが、奴の書いてきた英語の文章が、まったくもって使えない。英語力というより、誰をターゲットにして、どういうレベルの文体で書くべきか、という常識的な判断がまるでできていないのだ。私が二度目のやり直しを命じた。
「この書き方だと、こういうふうに顧客から誤解されてクレームがつくかもしれません」
「なんですって、これはこれこれこういう意味だ。それがわからない奴にはバカだと言ってやれ!」
「あなたの解釈だけが絶対正しいわけではない」
「そっちこそ、自分の解釈だけが正しいと思うな」
「ではクレームが来たらあなたが広報担当になって、バカだって言ってやってください。私は知りません」
「僕がこんなにがんばってるのに、それを否定するのかあ」
「否定してません。ダメだししてるだけです」
「僕は全力を尽くしたからもう限界だ。これ以上はできない」
「みんなやり直ししてます。あなただけが特別じゃありません」
ようやくここで年配者が間にはいって両者をなだめてくれたのだが・・・ なによりもむかつくのは、プロジェクトには自分しかネイティヴがいないから、自分が一番偉いんだという妙な思い込みだ。年上だろうが、上司だろうが、心のなかですべての日本人を馬鹿にしきっているのがとてもよくわかる。ましてさらにそこに「女」という条件の加わった私なんて、人間ですらないだろう。生来の差別主義に加えて、「せっかく僕はがんばってるのに」なんていう日本式の同情を買うノウハウばかり身につけやがって、性質が悪すぎる。いや、オーストラリア人は白人でありながら犯罪者の思想ということで差別主義者が多いという「一般論」は聞いていて、でもそういう偏見ですべてのオーストラリア人を見てはいけない、と気をつけていたが、少なくとも奴は確実に差別主義者だ。ほかの人種や病気の人に対する軽蔑的な言辞がものすごい。「白人」でもてるのをいいことに、女子社員へのセクハラもひどいし。心のなかで「チッ。このkiwi野郎」と私は叫んだ。