先日友人に聞いた話だ。友人の胸にしこりができた。彼女の家族には乳がんが多く、きっとこれは乳がんに違いないと思い、『今あるガンが消えていく食事』（売れてる本ね）にある通りに、毎朝野菜ジュースの生活に切り替えた。そしたらしばらくしてしこりは消えてしまったそうだ。
もしこれが本当に乳がんだったら、すごいなあ、と思う。そして実際にこういうことはかなりの割合であるらしい。何かの本で読んだのだが、ランダムに女性の乳がん検診を行って統計をとったところ、いったん乳がんになっても自然治癒している人の割合が２割くらいいないと数字上つじつまが合わないのだそうだ。つまり、初期の小さなものならば、生活習慣を変えるだけで十分自然に治ってゆくということだ。
いやいや、病気の診断すら受けていない人でもそれだけ必死になって食べ物に気を遣ってるんだから、私ももっとやらなければならない、という気持ちになる。なまじ患者であることに慣れてしまうと、治療薬や治療法にはやたら詳しくなるのに、食生活の方は発病前と同じ自堕落なものに戻ってしまいがちだ（私はそうだった）。それこそがいけないような気もする。
一週間くらい前から背中に小さなしこりがある。99.99%単なる脂肪の塊に違いないとは思うものの、転移だったらどうしよう、なんてことがやっぱり気になる。ちょうど先月、ゾラデックスをやめて、なんだか生理が復活しそうな状況なだけに、エサとなる女性ホルモンが急激に増えているのはまちがいない。その状況が怖い。・・・もちろん本当に再発して真剣に戦っている人からみたら、妄想に近い、お気楽な悩みだと揶揄されそうだが。
ふう。なかなか心おだやかになれない今日この頃だ。とりあえず健康的な食生活を送って、免疫力をあげて、その背中のぼつぼつとやらを退治してみようか。
