新年おめでとうございます。
コロナに振り回された一年でしたが、病気との共存は、人体が細菌と共存するのと同じことで、必要以上に色をつけたり敵対せず、粛々と生活すればよいのかなと感じています。
みなさまのご健康やお仕事の充実をお祈りしています。
ブログも休止状態で申し訳ありません。こちらは自由で快適な毎日を過ごしています。
ちょっと値の張る椅子を買ったり、好きな場所に調味料の瓶を置いたりと、自分の望むように環境を整えることが楽しいというか、「自分て整えていいんだ」という確信そのものが新鮮です。
これまでは状況に流されてきた、というか家族のいることや子供の小さいことを言い訳にして思考を停止してきたのですね。
部屋が散らかっても仕方ない。
貰い物の鍋が使いにくいけれども仕方ない。
マグカップが大きすぎて飲みづらいけど仕方ない。
・・・けれども深層心理ではそれは「居心地の悪い」ことで、それが体内では小さな炎症を起こし続けていた感じです。
大きなトラブルになる前に変えることが、実はすごく大切で、これは金融投資でいう「損切り」です(危ない配偶者も「損切り理論」か上野千鶴子の「腐ったリンゴ」で考えると躊躇せずに済みます)。
ところが人間にはホメオスタシス(現状維持機能)が強烈に働くので、なかなか変えられないのですよね。
変えるのはそんなに難しいことではなくて、実は「一歩踏み出す」かどうかなのですね。
環境を変えるもうひとつの秘訣は、感覚に敏感になることでしょうか。
部屋が散らかっていたので、歩き方も腰を曲げた老人歩きでしたが、あ、足首を使っていない、外側重心になっている、視線が落ちている、そんなことに気づくようになると正しい姿勢に戻せるようになりました。
環境構築と身体感覚と精神的な思考、全部つながっているように思います。
ブログっぽいトピックとしては、某社の「虫がガンを発見してくれる検査」を受けてみました。
尿提出だけで負担がなく、12500円なので遊び半分です。判定は一番健康なA。
本当かな、と思いつつ、「自分はシロ(大丈夫)だ」と思い込むきっかけにはなるので、嬉しく拝受しました。
その後この検査、週刊誌などが取り上げて批判しましたので、実はかなり怪しい可能性もあります。
虫そのものが顕著に反応しないのか、ちょっとだけ反応するけど観察者の誤差の範囲内なのか、しかも商業化するために企業側が操作しているのか。
疑念のきっかけは、週刊誌報道を受けて会社が出した声明のなかに、(うろ覚えの文言ですが)「特定の病院が全員がん患者の検体を送ってくることがあったので、検査の割合に影響し、たいへん迷惑した」という内容があったことです。
がん患者が何%含まれようと、虫たちが淡々と判定するだけなのだから、何も迷惑することはないはずです。
もしかしたら企業側が、がん判定は「1/10にしよう」などと決めて操作していたのかな、と思ってしまいました。
報告書には「(あなたの検体で)何回も検査した」とありますが、何回なのか記載はなく、また擬陽性や偽陰性の割合等の説明も皆無でした。
以前アミノインデックスを受けたときは、肺と膵臓がB判定でそれなりに現実に近い結果でしたし、詳細な統計的な数字が示されていたので、それとは大違いです。
私は虫検査A判定なので気分よく過ごして、それによって健康になるからいいものの、もし人為的操作(またはいいかげんな判定)で「可能性あり」と判定されてしまった人は、精神的なショックや多数の検査受診の負担がのしかかり、大変迷惑なことと思います。
先日何かの動画で見たのは、がん治療後の定期健診で毎年一回CTを浴び続けると、他のがんの発症率が8%ずつ上がるという外国の論文で、信憑性はわかりませんが、やはりCTは控えめにして、代わりに内視鏡やエコーなどを活用しようと思った次第です。