本当の歌ってのは、こういうものだと思う。
本田さんは、いったんアイドル歌手として人気を博した後、声楽を勉強しなおし、ミスサイゴンのオーディションに無名の状態で出て、実力で主役を獲得した人だ。歌とは「魂の叫び」であるということがこれほど実感できる人もないと思う。ご存知の通り、白血病で若くして亡くなった。彼女の気持ちを考えながら、いや、「感じながら」聴くと、本当に泣けてくる。この歌は、人を救ってくれる。リンク先のYouTubeで音声も聴けるので、ご存知ない方にはぜひお勧めしたい。
●命をあげるよ
「ミス・サイゴン」の、母親が幼い男の子に向かって歌う歌。
http://www.youtube.com/watch?v=SNv_XYuENU0&feature=related
神の心のまま 望むもの選ぶの
つかまえなさい チャンス
お前のためなら 命もあげるよ
●アメージング・グレース
http://www.youtube.com/watch?v=bult7uH88Ck
有名な曲だが、これは本当に「恩寵」graceってものがわかってないと、歌えない。それが、本田さんは、わかってる。ぜったいに、わかってる。歌詞のこの言葉も、大病をして生き返った人間にとっては、とってもじわりとくる。
I once was lost, but now I'm found
Was blind, but now I see
●オン・マイ・オウン
http://www.youtube.com/watch?v=yyXXUfE2A6Y
「レ・ミゼラブル」の脇役で失恋したエポニーヌの歌。孤独の極北にあるのに、ものすごい力強さと生きる意志に満ちた歌だ。偶然きょう、これを聞いてはまってしまい、何回も聴いていた。（そういえば秋にミュージカルをやりますねー）
私は一人だけどふたり
私の話し相手は私
