ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 デコルテ

cypres2014-01-30

 首から胸にかけてをかっこよく呼ぶと「デコルテ」となる。私がこの近辺ばかり罹患したのは、実は姿勢が悪かったせいじゃないか、と思っている。体質だとか、偶然だとか、いろいろな考え方はあるかもしれないが、本人としては姿勢説を採りたい。
 私の姿勢は両肩を前に突き出した猫背気味。顎も前に突き出し、首が縮んでいて頭部が胸部に埋まっている感じ。PCの前に長時間座っているとそんな姿勢になりがちだ。その結果、胸部は硬直して、鎖骨リンパだの、胸腺だの、免疫にとって一番だいじな箇所が滞っている。肩甲骨が外側に開きっぱなしになっている。昔は両胸は冷え冷えとしており(特に夜はふとんから胸が出てしまう)、肋骨の外側だから仕方ない、と割り切っていたが、これがよくなかったような気がする。
 バレエを始めてみたらそんなことに気がついた。バレエはその真逆で、首を上に伸ばし、肩を徹底して下げる。先生によっては「鎖骨の上に首が乗っている感じ」と表現する。で、バレエでは肩甲骨は閉じて(「背中のポケットにしまう」と表現)、両手は左右に伸びるように動かす。その結果鎖骨まわりの筋肉が活発に動く。
 血液は心臓のポンプ作用で安静時でも巡るが、リンパというのは自力では流れないのでまわりの筋肉の動きが不可欠だ(リンパも自動で動くものと思っていた。だが夜は活動停止ということなのか?)そして全身のリンパが集まる最も大切な場所が鎖骨下なのでここをよく動かさなければならない。ナントカといういかがわしげな「ガンが治ります!」サイトが教える「秘密の体操」が、肩に指先を置いたまま肩を回す「鎖骨回し」だったので、なあんだ、バレエの基本ストレッチと同じじゃないか、と思った記憶がある。ついでにいうと足指の付け根もリンパのつぼだ。
 アレクサンダー・テクニークでは頭と頚椎の関係を重視し、5キロの頭部を首から脊椎、骨盤のラインでどう支えるかを解剖学的に分析する。これを取り入れたバレエ教師として有名なのがWayne ByarsさんでYoutubeで動画を見ることができる。しばしば骸骨のオスカー君が登場し、骨格の動きを教えてくれる。和訳がないけれど、面白いので興味のあるかたはごらんください。「バランスとは何か」の説明のURLです。
▶ L'EQUILIBRE - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=hooSm-aAnlM