ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 「二度刺してすいません」

2周年検査を受けてきた。骨シンチ、レントゲン、エコーなど。午前中に骨シンチ用の注射をすでにしていたので、午後の血液検査ではそれよりも3ミリほど少しずれたところに注射器の針を・・・ でもいつまで経っても血が出てこない。あれ?といいながら担当の若い技師は皮膚の下をぐりぐり探る。なかなか血管に到達しない。普通ならばそろそろ管を血液がプシューって流れ出すのに。
「あのう、指先がびりびりしびれてきたら言ってくださいね」
万が一神経を傷つけたら、指先がびりびりするということらしい。神経に針がささったら怖いだろうなぁ・・・びくびくしながらも耐える。しばらく技師は試みたが、やがてその穴はあきらめる。4センチほどずれた、全く違うところに再度針を刺し、ようやく血液を採取することができた。終ってから、「二度刺してすいません」とにっこりと微笑まれた。
感じのいい人だとは思ったが、こういうとき、どう答えたらいいものか。「いいえ、平気です」は事実に反するし、マゾじゃないから「いえいえ、もっと刺してください」とも言えないし、「いつもこうなんですか」とか「新人ですか」では気分を害するだろうし、「おらぁ、この無駄に空いた穴、どうしてくれる」じゃヤクザさんだし。結局こちらもにこにこして、帰って来ることとなった。
帰りに。受付のところにはってある「患者様のご意見・ご要望」に、10歳の男の子の意見があってほほえましかった。へたくそな字で、「いたくしないでください」。それに対して病院側はすごくまじめに答えている。「私どもも日頃の研修等を通して、極力患者様の苦痛を軽減するよう誠意努力しておりますが・・・」 そういえばうちの子も同じ年で、レストランに備え付けのアンケートなどを積極的に書きたがる。「おいしかったです。でもアイスクリームがついてるともっとよかったです」
というわけで、自宅に帰ってから気分なおしにプリンを食べて、昼寝をした。