ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 患者側のふるまいによる影響

治療法や薬剤の選択によって、10年後の生存率は5%から10%くらい変わってくるわけだが、患者の側の考え方やふるまいも実は大きく予後に影響しているのではないか。
・しこりを見つけてからただちに病院に行ったかどうか(半年くらい迷った、という知人の例は少なくない)。
・最初に行った病院が外科か産婦人科か(もちろん正解は外科)。
・その初診で正しく診断されたかどうか(とくに産婦人科医は誤診する率が高いよう)。
・診断に不安があったときにそれを医者に言えたか、あるいは直ちに転院できたか(お医者様は偉い〜なんて思ってると、そのままになってしまう)。
・確定診断が出てからただちに手術できたか(乳房を傷つけることに悩んで手術を遅らせる人も少なくない)。
・術後の治療、とくにホルモン剤抗がん剤について、それを自発的に省略しなかったか。
・療法を始めたが、副作用が出たので途中でやめてしまったりしなかったか(やむをえない場合もあると思うが、ちょっと気分が悪くなった、くらいでやめるのはどうかと思う)。
・一通りの療法を終えた後、次の治療を考えることを省略したりしなかったか(5年後でも10年後でも再発は起こるので、何かしら続けた方がいいらしい)。

以上の条件をすべてクリアしている患者、つまり最速かつ最も効果的な治療を実践しえている患者は意外に少ないのではないだろうか。そして、医者や治療法ばかりに責任を負わせるのではなくて、患者の側も自分の行動が自分の治癒に影響するということを自覚して振舞うべきなのだろうと思う。そのためにはいろいろと調べないといけない。