ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 ええ、きっと

入院のことを喬に伝えた。「それ、僕のせい?」「ううん、ぜんぜん関係ないよ」
パズルの本をもっていこう、フルーツ味のキシリトールガムをもっていこう、「荷物に全部名前をつけなくちゃいけないなんて保育園みたいだねえ」といいながらテプラをする、となるべく準備が楽しみなふりをした。実際に結構楽しみだったかもしれない。約2週間なにもせずのんびりできる…海外旅行の場合、2週間も費やすことはなかなかできないし、出かけたとしても地図を調べたり現地の人と交渉したりしなくてはならないのでそうとう疲れがでて、ハードだ。たいへん珍しい休暇かもしれない。旅行でないお泊り。
『ふたりのイーダ』の最終章を喬と読む。「ええ、きっと治りますとも」のりつ子の言葉はいたい。白血病のりつ子が、自分が必ず治って赤ちゃんを産む、直樹への手紙に書いた言葉だ。気合としては「きっと治る」でも、実際はそう断言できない…私はそんなことを考えてしまう。