ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

『オペラ座の怪人』と脱毛

cypres2006-06-17

ミュージカル『オペラ座の怪人』を見に行った。クリスティーヌが怪人の仮面をばっと剥いだ瞬間、醜い容姿とともに脱毛した頭が顕になる。帽子をかぶって観劇していた私は、自分の帽子が剥がされたような気がして、その後いちだんと怪人に感情移入することとなった。横にいた喬も「ママと同じ」と感じたに違いない。最後に怪人が歌う孤独のアリアでは、二人して涙していた。思わぬご利益だった。
パンフレットを買ったが文章のつまらなさに絶句。家田荘子いわく、怪人は金持ちで包容力があり自分を成功させてくれる「理想の男性」なのに、それを振るなんてもったいない、と。外見と若さで男(ラウル)を選んだクリスティーヌもバカだが、金と力だけで男を選ぶ女も同じくらいバカだと思う。そんなことを偉そうに書く家田もバカだと思う。舞台の19世紀のパリならともかく、現代だよ、現代。進歩がないなあ。自分で出世しろよ。