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 アルコール1杯で乳がん発症率13%上昇

yoccyannさまからいただいた情報です。少量のアルコールでも女性は乳がんに罹患しやすくなる。乳がん検診などよりも禁酒&オリーブオイル付地中海食の方がずっとずっと予防に効果的だと思われる。

 大量の飲酒が発がんに関係することは分かっているが、女性の場合は1日に缶ビール1本程度の飲酒でも、主に乳がんのリスクが少し上昇するとの研究を、米ハーバード大のチームがまとめた。
 米国の医療職の男性約4万8千人、女性約8万8千人の追跡研究。チームは、少量から中程度の飲酒とがんの関係に着目してデータを分析した。
 非喫煙者の場合、男性はアルコール量にして1日30グラム(ビール中瓶1本半程度)未満ならがんのリスクは増えなかった。だが、女性はアルコール量5〜14・9グラム(缶ビール1本が14グラム程度)でも、主に乳がんのリスクが飲まない人に比べ13%上昇するとの結果だった。

同じ研究を日経メディカルはこうまとめている。

軽度から中等度の飲酒(女性は1日1杯、男性は1日2杯)で、女性にのみ主に乳癌のリスク上昇がみられることを明らかにして、BMJ誌電子版へ2015年8月18日に報告した。

原題は「Light to moderate intake of alcohol, drinking patterns, and risk of cancer: results from two prospective US cohort studies」、全文は、BMJ誌のWebサイト(8/18付)で閲覧できる。


ついでに、JAMA Intern Med誌の「地中海食+オリーブオイルが乳癌を防ぐ」の記事もご紹介。

オリーブオイルたっぷりの地中海食を食べる群に割り付けられた女性では、通常の食事をしていた女性よりも乳癌の発症率が5年で7割低くなることが分かった。

原題は「Mediterranean Diet and Invasive Breast Cancer Risk Among Women at High Cardiovascular Risk in the PREDIMED Trial」、概要は、JAMA Intern Med誌のWebサイトで閲覧できる。