以前ブログで紹介した佐村河内さんの作曲が、じつはゴーストライターによるものだったと報道されている。あしたゴースト側の人が記者会見を開くらしい。yoccyannさんの直感が的中した？
たいへん残念だったが、「人」ではなく「曲」に感動したのだから、気にすることはないのかもしれない。
それにしても日本のメディアはハンディキャップのある人が大好きで、その毀誉褒貶はすさまじい。
そういえば、文学的にあまり価値のなさそうな闘病記が異様に売れているのも、やはりがん患者という「かわいそうな人」への同情からなんだと思う。海外であれば「自分がいかに健康に生きるべきか」の本を読むのに、日本では「いかに不健康な人を哀れむか」の読書が主流になってしまっている。相対的に自分より下の人と比べるだけなので、結果としては健康にはつながらない。「中」の人に「下」を見せることで不満やガス抜きをして、「上」の人が楽して利潤を獲得するシステムだね。
ただいま『葬られた「第二のマクガバン報告書」』読書中なので、そんなことを思った。
