ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 乳がんと「シミ」

乳がんの感覚的なとらえ方というか、増殖の具合がなにかに似ていると思っていた。このデジャ・ヴュの感覚。理由が今日解けた。
そう、シミと同じなのだ。肌がなんとなく黒っぽいとは思っても、明らかに大きなシミになるまでそれと気づかない。だからくすんでいるうちに「しみ対策」の美容液を使ったりすることはない。せいぜいホワイトなんたらの名前をもつありきたりの市販のクリームを気休めに使う程度だ。そして5ミリくらいになってシミだと確信したときにはもう手遅れだ。「あれ、まさか」と思う期間が半年、シミに特化された本格的なクリームを何千円も出して買うまでに一、二年、その頃にはいくつもシミが増えてきて、いくらクリームを塗っても追いつかない…そうとも、「あれ、まさか」の5年も10年も前から肌は紫外線を浴び続け、皮下にはメラニン色素がしっかり蓄えられ続けてきたのだから、突然クリームをごしごし刷り込んだって、1、2週間でそれが治るはずがない。
だからある時点で諦めの境地に入る。あるいは諦めず、7,80歳まで高級クリームを塗り続ける人もいるだろう。がんも、それと同じだ。
シミは、全身に広がっても死んだりしないからあくまで牧歌的なのだけれど。