ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 激むかつく

義理の母に病気のことを伝えた。それにしても、ガンというとすぐに「原因探し」を始めるはやめてほしい。
「あなたのお母さんは乳がんにかかっていないんでしょ?おばさんやおばあさんはどうなの?」
まるで遺伝のせいだといわんばかりだ。おまえの息子やおまえのほうがストレスなんだよ、と心のなかでつぶやいた。
その次には、「ピル(エストロゲン)飲んでたんでしょう?」
更年期障害を抑える薬や避妊のピルにはエストロゲンが入っていて乳がんを発生させやすいらしいのだが、そんなこと初耳だし、そんな薬、飲んだこともない。
その次には、「子どもが二人、三人といればねえ、授乳が続くからねえ、大丈夫なんだけどねえ。最近の人は一人しか生まないからねえ」
ばかやろう、孫を一人生んでやっただけでありがたく思え。本来私は子どもなんか生まないつもりだったんだ。
とにかくこれを契機に干渉されるとストレスになるのでやめてほしいこと、を伝えた。
「女どうしだから、なんでもいってちょうだい。女どうしだからわかると思うの」
この台詞もヘドが出るほど嫌いだ。弱者として、母が娘をという具体に、女が女の身体の管理・抑圧をしあってきた歴史があって、それは社会の保守性を維持するうえでは効果的に機能してきたが、ジェンダー的にはネガティヴなことだ。それなのにそれがわからない女たちは望ましいこととしてクリシェとして使うほどにバカだ。というか気持ち悪い。男だって、バカじゃなければ、婦人科系のことくらい、理解できるだろうに。悪い人ではないし、あの世代の人間にしてはたいへんできた人だということもわかるが、彼女のいうことは全てジェンダーにまみれた決まり文句ばかりで、それ以外のことが何もないので、すごく虚しい。愚かさは時として犯罪的だと思う。