ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 通院日

今日は3カ月に1回の通院日だった。朝一番で採血にかけこんだものの、血液検査の結果が出るのに時間がかかり、午前中いっぱい外科の待合室で過ごす。こういうとき、昔の私だったら読書か睡眠に勤しんだものだが、今日はぼーっとしていた。何を考えるともなく二時間ぼーっとする・・・昔はこんなこと、できなかった。いつもキリキリしていた。なにかをしなくてはという強迫観念に囚われていた。私も進化したんだなあ。
そして診察。この夏に行くようにと指示されていた婦人科の検査のことを私はすっかり忘れていた。ノルバデックスを飲んでいると子宮系のがんの発症率がちょっとだけ上がるらしいので、年に1回検診を受けるべきだとのこと。「もう紹介状も書いたんですよ、ほら」とひらひらと紙を振って見せてくれる。8月の日付が…ああ、先生、すいません。8月はいろいろあって忙しかったんです・・・使えない上司の尻拭いをやってて…(と心の声)。 総合病院の同じ建物だったから、外科の後にそのまま婦人科にかけこんで検査してもらう。「外科からなんか検査するように言われまして」とテキトーな説明をしたが、話が通じていたので、しっかりと子宮がんと子宮頸がんの検査一式をされる。いやいやいや、婦人科系は心の準備なしに検査を受けるものじゃないなあ、と反省した。結構痛かった。その後数時間出血してしまった。婦人科医は、「おや筋腫がありますねえ、知ってましたあ?まあ、もう成長しないから放っておいていいんだけど」なんて気楽にしゃべりながら内診してたんだが。いや、この体勢でどう返事しろっていうんだ!
思えば乳がんなんて、手術のとき以外はほとんど痛い思いをしなくてすむし、触診だって皮膚の上からなので痛くもかゆくもない。こんな恵まれた大病ってないかもしれないなあ。婦人科系とか、内臓や骨の病気の人はたいへんだなあ。胃がんだったら胃カメラ、大腸がんなら内視鏡、そんなものが日常茶飯事になるんだろうしなあ。とつくづく乳がんの気楽さを思い知った今日一日であった。