ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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 紀子さんご出産おめでとう

このブログとは全く関係ないけれど、久しぶりにほのぼのとした話題だった。紀子さんご懐妊の知らせを聞いたのがちょうど2月の入院の前。私が病気と闘っている間に、この赤ちゃんはすくすくとお腹のなかで育っていたのだと思うと不思議な気がする。
そして男児でよかったと思う。私は愛子女帝には反対である。現実問題として、小和田家その他の勢力に利用される可能性がたいへん高く、またそれに超然として理性的な判断をするだけの資質や知性があの子にあるとは思えないからだ。親の育て方にも疑問がある。子育てをしていて思うが、親の責任のうち遺伝子的な責任はせいぜい一割か二割、残りはすべて環境的なものだ。自分の社会的な責務も果たせない親に、まともな子育てはできない。
フェミだから女帝に賛成、という論者には注意しないといけない。愛子女帝だけをアピールすることで、現実の世のなかにあるさまざまな男女間の不公平や不平等が隠蔽される可能性は高い。フェミだろうが皇室問題だろうが、重要なのはそれぞれの人間の市民としての責任感、いいかえれば公私の峻別だと思う。小泉総理の「きわめて私的な」諮問機関である有識者会議が日本の将来を勝手に決め、税金を無駄な方向に浪費することが、すんでのところで阻止されて本当によかった。
なお、小泉による女帝OKの方針が内々に示されたのと(その後に結論ありきの有識者会議発足)、皇太子による人格否定発言はほぼ同時(2004年5月)だという。素直に娘を天皇にしたいと言明するならともかく、皇太子妃に対する「前近代的で野蛮な」(というニュアンスの)人格否定があったと騒ぎ立てることで世間(とくに西欧各国)の同情を買い、両陛下や宮内庁を悪者にし、無理やり女帝を既成事実化させようとする「発想」そのものが、すごく下品だと思う。