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市民フォーラム 1(アンケートについて)

先日某地域の乳がんの市民フォーラムに参加した。そのときのことについて、少しずつ書いていきたい。実際私の主治医も異動があったので、「どうしていますか主治医選び、病院選び」というテーマには関心があった。
主催者は事前にアンケートを行っており、その結果が参加者に文書で配布された。病院等で配布された記述回答とネット上での回答を合わせたものだが、前者と後者にはかなりの内容差があったようだ。たとえば「これまで主治医・病院を変えたいと思ったことはあるか」の問いにつき、全体ではYesが29%だが、ネット上の回答では40%だったという。その仕組みを考えるなら、文書回答者のほとんどは当フォーラム関係の医師の患者または所属病院の患者なので(それに該当しない私の病院にはアンケートはなかった)、医者への満足度は高いはずである。他方ネット回答者は全国に分布し、自力で掲示板等を見つけたりMLに加入することでアンケートを知ったのだろうから、医師・病院には拘束されにくい人々である。実際、ネット回答者の場合、医師・病院の決め手は「ネット情報」であると回答しており、一般回答者が「知人の紹介」を最優先するのとは対照的である。明らかにネットユーザーはより若くて、情報へのアクセシビリティーが高い層であると考えられる。ここでも患者の二極化を感じた。
もっとも文書回答者を高齢患者一般と定義づけることは適当ではないかもしれず、むしろブランド病院の名医に殺到する、より上の階級(を自認する)(医師・病院に対しては)優等生的な老婦人軍団、と書いた方がいいかもしれない。いずれも日本すべての乳がん患者の平均であるとは思われない。
で、本題はというと。「乳がん治療に何を望むか」という自由記述欄があり、配布資料では「全て」の回答が12頁にわたって列挙されていた。だが、いくら探しても私のコメントだけが見つからない。削除されたんだな、と思った。だからここに書いておく。

乳がんは他のがんと違って再発しやすい性質をもっているので、それを隠れ蓑に医師が無責任になりやすいのではないか。厳しい倫理観が求められる。