最近電車ダイヤの乱れが多い。吐き気や不快感を背負って通勤しているのに、電車に缶詰になったり、大混雑したり、遅れを気にして走らなければいけないことは、たいへんつらい。今日は白血球が少ないの、お願いだから咳をしないでおじさん！と胸のうちで叫び続ける。（昼にうっかり生卵を食べたら激しい腹痛に襲われた）
今日の通勤電車、行きも帰りも止まった。「踏み切りで異常な音を感知しましたので緊急停車します」とのこと。ちょうど尼崎の事故から一年目で、特集番組などを見た直後だったので、自分も事故に巻き込まれたら、とゾクっとした。
今、列車事故で死んだら、がんであったことも、化学療法を行っていることも、すべて無駄になる。もちろん再発したいわけではないが、がんであれば、自分の5年、10年というこれからの道のりをようやくイメージし、受け入れられるようになった。終わりにむかって進む気力がもてるようになった。そのまっすぐな道筋を、それ以外のことでたわめられたくない。それ以外の死までイメージできるほど、今の私に余裕はない。だから。私をそっとしておいてほしい、電車、地震、火災たち…
