ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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リュープリンは何年か?

エストロゲンの発生をおさえるホルモン薬、ゾラデックスやリュープリンを何年間続けるべきか。日本では標準は2年。ヨーロッパでは3年。アメリカでは5年ということもある。主治医に聞いた。「アメリカはちょっと特殊ですね。ほかの治療をしていない場合とか、保険の問題などがあり・・・。」「では2年と3年はどちらがいいのですか?」「リュープリンについては、前回申し上げたとおり、全くデータがありません。またゾラデックスについても、たとえば2年使用と3年使用の人の10年後無病生存率を比べた、などというデータはありません。だからわかりません。ザンクトガレンでは「ノルバデックス5年、ゾラデックス2年」が標準的とされています。」
データがないから、日本の標準の2年でいいだろうとのこと。でも厳密には、「2年以上」という書き方をする資料もあり、3年くらいやってもいいのではないか、と思っている。生理がもどってしまうと、エストロゲンが大量発生して、がん細胞のえさを量産しているような気持ちになるからだ。あまり長くやると、耐性ができてしまうかもしれないが。「気休めですが、3年でお願いします」と次回言おうと思っている。「気休め」だと自覚した上でお願いすると、けっこう医者も納得してくれる場合が多い。どうせデータがないんだから、患者の気休めでいいじゃないか、というわけだ。また医学的知識で太刀打ちしても嫌がられるだろうし。
もう一度確認するが、たとえ再発するとしても、後であればあるほど、望ましい。増殖の勢いが、より穏やかだからだ。以前は、乳がんの場合10年後でも20年後でも再発するのでたいへん怖いと思っていたが、考えてみたら、「20年後の再発」なんて、その頃(60歳くらい)に別のがんが発覚しているのと、ほとんど変わらない状態で、one of themと考えれば「再発」自体、それほど恐ろしいことではないという気がしてきた。