ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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引き続きどうぞよろしくお願いします。

 我が家は《いのちだいじに》モード

とくにご馳走も食べず、粛々と新年を迎え、気づいたら子供のセンター試験直前になっていた。が、相変わらずスマホで遊んでばかりなので、大声で叱ったら、その瞬間、ピアノの足に自分の足の薬指をぶつけてしまった。骨折はしなかったようだが、捻挫状態で赤く腫れている。やれやれ・・・
私は自分の身体の「外延」という意識がないようで(普通の人なら自分の皮膚が自分の境界のはず)、すぐに手足をぶつけたり、人にぶつかったりする。歩くときも、顔から前に出るので姿勢が悪くなる。うん、これは自分の身体認識の問題で、治さねば・・・こういうことをブログに書こうと思っていたその矢先、

「ぎゃー!」

横で鍋料理のために野菜を切っていた夫が叫んだ。包丁で親指の先を切ってしまったのだ。しかも先端5ミリほどが完全に切り離されてしまい、一生懸命指にくっつけようとしている。それより、まず、心臓より上の高さに指を上げて止血しないと。こういうときの男の動揺っぷりって、心の底からバカだと思うほど、ひどい。
救急車を呼んで応急処置をしてもらったが、祭日の夜とあって、受け入れてくれる病院がなかなか見つからない。三軒目の大学病院がやっと受け入れてくれて、治療してもらうことができた。切断部分も見事に縫合してもらった。私も病院に付き添ったが、9時過ぎまでかかった。
自宅に置いておいた息子が、まな板の血などは洗ってくれていたので助かった。
はああああ。疲れた。しかし夫のことを笑えない。ちょうど6年前の息子の中学受験の前、やはり私は集中力を欠いた状態で味噌汁のネギを切っていて、小指の先を切ってしまった。まったく同じ状況だ。


「成績が悪かろうが何だろうが、とにかく病気や怪我だけは気をつけるのだぞよ。ドラクエで言う、《命だけは大切に》モードだぞ」
と、子どもに対してはさんざん説教して、
「ママ、違うよ、《いのちだいじに》モードだよ」
などと反論されていたのに、肝心の親両方がこの時期に怪我するとは、情けない。
もう、子どもは十分育ったから信頼してやり、まずは自分たちの身を大切にしないと、さらにトラブルが起きるぞ、と肝に銘じた次第だった。自分の身体すら管理できない者が、子どもといえども、他人の管理なんかできるはずがない。