帯からわかるように、この本の趣旨は、糖質過剰は万病の元だということだ。
私にとって面白かったポイントを列挙しておく。個人の覚書なので、正確ではないかもしれないが。
・継続的な高血糖→インシュリン抵抗性がアップ→細胞にダメージ
・脂質を取るから脂肪がつくのではない。脂質と糖質を同時に取るからインシュリンが出て、脂質が脂肪に変えられる。
・糖化→凝固系のフィブリノゲンが増加→血栓ができやすくなる
・乳糖吸収不良よりも果糖吸収不良の方が多い(1:2くらい)。上限を超えて果糖を摂取するとガスが発生し、上にいけば逆流性食道炎に、下にいけば過敏性腸症候群に。その他お腹の張りや不調も糖質のせいであることが多い。(うちはこの体質)
・NASH(非アルコール性脂肪肝)の原因も糖化。NASHは女性乳がんのリスクを2倍に。脂肪肝があると脳の萎縮が進んでいる可能性も高い。原因が同じだから。
・筋トレ後はたんぱく質のみ摂取した場合が一番筋肉が増える。炭水化物を加えると筋肉の増加が減じる。(「運動したぞ~」と思ってごはんをいっぱい食べると逆効果)
・アメリカのがんの40%は過体重や肥満関連のもの。感染系のがん(胃がん、子宮頸がんなど)においても、感染だけでは発症しないが、高血糖が続くと発生しやすくなる。
・IGF受容体(+)では乳がん発症リスクは1.7倍
糖質摂取量の維持or増加はリスク2倍
IGF受容体(+)かつ糖質摂取はリスク5.5倍
・糖質は依存物質(はい。お菓子がやめられない私です・・・)
真冬のような寒さの一日でしたが、みなさまどうぞ風邪にお気をつけてください。