ergo sum

健康ブログであるような、ないような

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ロックな日

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)


長らく更新できず、申し訳ありません。
せっかく来てくださった方々にはお詫びを申し上げます。
この名状しがたい怒涛の日々をどう表現すればいいのか。
ただの備忘録だけど、今日のことを書いておこう。


さて、いつものように仕事が詰まっていて、
12月上旬締め切りの大きなプロジェクトがあるというのに、
今日はたまたま早起きして、ふっとwebを見たら、
映画『ボヘミアン・ラプソディー』に気づく。
普段クラシックしか聴かないけれど、この曲は好きだった。
ものすごいパワーがある。
で、フレディーはバイで、『ワンピース』のイワ様のモデル。
いろんな偶然が重なって、これは見に行こうと決めた。
Dolby-Atmosの巨大スクリーンの部屋に入ると、
予告編の音声のあまりの大きさに頭痛がして辛かったが
本編が始まると、音量の渦に囲まれて気持ちいい。
もっともっと、と求めながらフレディーの伝記的映画を
見終わっていた。あっというまだった。
その刹那感は彼の人生の短さと重なる。
HIVで死を覚悟しながら1985年のライブエイドに挑む彼の姿は
圧巻で、小さな肉体を飛び出して、神となり、空気となり、
72000人の観客と一体化していく。


こういうことがあるんだなあ。
人間ってこういう力があるんだなあ。
こういうことをしたいなあ。


創造的でなければ生きる意味はない。
共同体でのロールプレイに甘んじた人生に意味はない。
これまでずっと、魂が震えるような経験を封印してきたけれど
(意図したわけではないけれどなぜかそうなってしまっていた)
体を開こうじゃないか。
これからなんだ。これから何かやろう。


そんな気持ちになってしばらく興奮していた。
ああ、ロックだ。
頭の中はずっとボヘミアン・ラプソディーが鳴っている。


またフレディ役のラミ・マレック君がいい。
フレディそのものになって、生ききっている。
インド系の出自とか、歯とか、性的思考とか、親との葛藤とか、孤独とか、猫とか、、、
すべてが彼を作るためにあり、
すべてが生かされている。
何一つとして無駄なものはない。
たとえそれで本人が苦しんだり、酒やドラッグに溺れたとしても
大宇宙から見ればどうでもいい。
ジム・ハットンとの関係が、とくに素敵だった。



sinkoさんはロック好きなかたなので、ぜひトラ君を連れて
これを見に行ってほしい。
あの子ならこの映画からいろんなものを感じ取るだろう。