ergo sum

健康ブログであるような、ないような

はてなダイアリーからの引越しにつきリニューアル模索中。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 主文は先に

最近は周囲で風邪が流行っていて、同僚たちが次々とダウンしていた。私だけが新入りで、しかも元気だったから、仕事をかなり引き受けていた。
長いご無沙汰になってしまって申し訳ありません。
皆様もどうぞ風邪やインフルには注意なさってください。


昨日はCTや血液検査などの、肺の定期検診の結果を聞きに行った。
「結論から言うと、問題ありません」
ほっとした。次回の夏の検診でも問題なければ、とりあえず5年クリアになる。あと少しだ。
次回は節目なのでMRIも取りましょうと言われた。一度もMRIを取ったことがないが、肺がんの場合は脳転移などを丁寧に見ておく必要があるらしい。音がすごくうるさいらしいけれど、どうなんだろう。


そういえば、大丈夫な時は先に「問題ない」と言われ、逆に大丈夫でない時は「数値がちょっと〜」「ここの影像が不鮮明ながら〜」などと説明があって、最後に「再発です」と言われる。
ちょうど裁判において、通常は先に主文(「懲役○年に処する」)が読まれるが、死刑判決の時は先に理由が述べられ、主文が後回しになるのと同じだなあと思った。これは被告人の心理に配慮しての慣行らしい。確かにがんの宣告と死刑判決も似ているからなあ。


ともあれこれでまた半年、病気のことを忘れてのんびりできる。いや、のんびりしていてはいけないのだけれど、のんびりすることもできる、という、この余裕のようなものが貴重だったりする。


なお前回、「マーカーも多めにとっておいてください」とお願いしたら先生はぶつぶつ言っていたが、今回レポートを見たら、呼吸器外科の先生ながら、肺だけでなく乳腺のマーカーも複数オーダーして下さっていた(保険適用は3つまでだが、今回は5つくらい)。今度の先生も良い人だな、と思った。